Vol.6 // 祖父の形見から生まれたモダンなレインコート -ストゥッテルハイム

(画像提供:Swedish Lifestyle 株式会社) 時代に左右されないシンプルでスタイリッシュなデザインが、ストゥッテルハイムの魅力。ストックホルムで初めて見たとき、店内に並ぶホワイトのコートが印象的だった。

(画像提供:Swedish Lifestyle 株式会社)
時代に左右されないシンプルでスタイリッシュなデザインが、ストゥッテルハイムの魅力。ストックホルムで初めて見たとき、店内に並ぶホワイトのコートが印象的だった。

14の島から構成されるスウェーデンの首都ストックホルムは、エリアごとにさまざまな表情を見せてくれる。宮崎駿の映画『魔女の宅急便』の舞台にもなった旧市街ガムラ・スタン、「スヴェンスク・テン」や「マルムステン・ブティーク」、「アスプルンド」などのスウェーデンを代表するショップが軒を連ねるエステルマルム、ミュージアムが密集するシェップスホルメンなど、洗練された街並みはどこを切り取っても絵になる。その中でも、個人的にお気に入りなのが、セーデルマルム。路地を歩くと、クリエイターのアトリエやショップ、カフェなどがふいに姿をあらわす。散策するだけで、気分が高揚するのを自覚する。

5年ほど前、セーデルマルムのメインストリートのひとつ、Åsögatanでコートしか置いていない小さなショップの前を通りかかった。綺麗なラインのレインコートに惹かれながらも、そのときはショーウィンドウから覗いただけで立ち去った。しかし、ストックホルムにいる間、ずっと気になっていた。北欧は降水量こそ多くないが、1日の中で頻繁に小雨が降る。その煩わしさのため、傘をさす人は少なく、レインコートが普及している。あのとき、小雨が降っていたなら、僕も購入していたかもしれない。

それが、「STUTTERHEIM(ストゥッテルハイム)」とのはじめての出会いだった。2010年に創業というから、あのとき店の奥にいた青年は、ブランドを立ち上げたアレキサンダー・ストゥッテルハイムだったのだろうか。デザイナーでもある彼は、祖父が生前に愛用していたフィッシャーマンコートを偶然小屋で発見し、それをベースにパターンを起こした。そうして、機能性とスタイリッシュなデザインを踏襲しつつ、モダンにアップデートされたアウターコートを誕生させた。元来、漁師たちの仕事着であったフィッシャーマンコートならではの機能性および耐久性と、現代の感覚にアジャストさせたデザイン性を、職人の手仕事により実現させたコートは、瞬く間に評判となった。

「メランコリー(憂鬱)」がブランドのコンセプトとのことだが、ストゥッテルハイムのコートを身に纏えば、雨の日も、長く暗い冬でも楽しめそうな気がする。

(画像提供:Swedish Lifestyle 株式会社) ストゥッテルハイムの定番「STOCKHOLM」。写真は2016SSの新作、ドッグトゥース(千鳥格子)柄。 製品の問い合わせ先 Swedish Lifestyle 株式会社 TEL 03-6904-9580 URL www.swedishlifestyle.jp/

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ストゥッテルハイムの定番「STOCKHOLM」。写真は2016SSの新作、ドッグトゥース(千鳥格子)柄。
製品の問い合わせ先
Swedish Lifestyle 株式会社
TEL 03-6904-9580
URL www.swedishlifestyle.jp/