Vol.5 // フィールドは地球。タフで機能的なアウトドアブランド -フェールラーベン

多くのサイズ、カラーバリエーションを誇る「KÅNKEN」。2冊のバインダーが収納できるスペース、適材適所に備わったポケット、リフレクターにもなるロゴなど、デザイン性はもちろん、多機能性も人気の理由だ。(画像提供:ワイエスインターナショナル株式会社)

多くのサイズ、カラーバリエーションを誇る「KÅNKEN」。2冊のバインダーが収納できるスペース、適材適所に備わったポケット、リフレクターにもなるロゴなど、デザイン性はもちろん、多機能性も人気の理由だ。(画像提供:ワイエスインターナショナル株式会社)

最近、街中で「北極キツネ」のロゴが入ったカラフルなバックパックを見かける。そのファッション性が、若い世代を中心に人気の理由かもしれないが、単なる一過性の流行としてのみ捉えられるのでは、その魅力の半分も伝わっていない。

このバックパックはスウェーデンのブランド、「フェールラーベン」の「KÅNKEN」。誕生のストーリーはこうだ。

1970年代後半、スウェーデンでは、通学用のバッグが原因で、背中の痛みを訴える子どもたちが続出していた。そこで、フェールラーベンの創業者、オッケ・ノルディンは子どもたちを救おうと考え、スウェーデンの電話帳をモチーフに、学校の持ちものがすべて入り、軽くて、丈夫なバックパックを生み出した。スウェーデンの“ランドセル”は子どもたちを背中の痛みから開放し、さらに、そのシンプルなデザインにより大人になってからも愛用され続けた。

機能性や耐久性に優れ、環境にも配慮して……などは、現代のものづくりにおける常套句だが、フェールラーベンの本気度は、さらにもう一段、いや二、三段、ギヤを上げる。それを端的に物語るのが、「G-1000」という素材だ。

テント用の生地をベースに、着心地を考慮して開発されたG-1000は、1966年に探検隊のアウターウェアの生地に採用され、極寒のグリーンランドで1000kmを走破したことから名付けられた。タフな環境にも耐えられる軽量性と耐久性、さらに、蜜蝋とパラフィンの化合物である「グリーンランドワックス」を生地に含浸することによって向上する撥水性や防風性が特徴だ。真夏や熱帯であれば生地に備わる透湿性や速乾性が威力を発揮し、真冬や寒帯であれば生地にワックスを塗布して撥水性や防風性を高められる。このG-1000は「KEB JACKET」をはじめ、同社の多くの製品に採用されている。

1960年、24歳の青年がアパートの地下室からスタートしたブランドは、今や地球上のあらゆるフィールドにおいて頼られる存在となった。

極寒のグリーンランド遠征から誕生した世界最強の素材「G-1000」を採用した「KEB JACKET」。優れた透湿性、速乾性は真夏、熱帯の地で、グリーンランドワックスを生地に含浸させることでより向上する防風性、撥水性は真冬、極寒の地で威力を発揮するなど、使用されるフィールドを選ばない。  製品の問い合わせ先 ワイエスインターナショナル株式会社 TEL 03-6418-9339 URL www.fjallraven.jp

極寒のグリーンランド遠征から誕生した世界最強の素材「G-1000」を採用した「KEB JACKET」。優れた透湿性、速乾性は真夏、熱帯の地で、グリーンランドワックスを生地に含浸させることでより向上する防風性、撥水性は真冬、極寒の地で威力を発揮するなど、使用されるフィールドを選ばない。
製品の問い合わせ先
ワイエスインターナショナル株式会社
TEL 03-6418-9339
URL www.fjallraven.jp